草加カメラ部 番外編「解体される前の歴史ある小学校の記憶を残す」リポート
- 2022年1月2日
- 草加カメラ部リポート
「草加カメラ部 番外編」として、草加を飛び出し、台東区にある「旧坂本小学校」での撮影。
今まで何度か草加カメラ部に参加いただいた方を誘ってみました。
「旧坂本小学校」は、関東大震災後の復興時に建てられた復興小学校(正式には改築小学校)で、とても美しい建造物なのですが、解体することが決定しています。
解体されてしまう前に、建物に感謝するための活動として地域の団体が行っている「解体前の大そうじ」に、参加してきました。
主宰している団体の方からも、清掃活動の合間に撮影をする事は可能との確認をとっており、さらに、小学校の様子を伝えるための資料として残していく活動は歓迎との回答をいただいていました。
2021年12月の毎週末に行われていたこの活動の最終日26日の午前中の会に、草加カメラ部として、数名の人に参加していただきました。
このような活動にも積極的な方たちが、草加カメラ部に参加してくれているということも、誇らしい気持ち。
現存する復興小学校で、最も古い校舎と言われている「旧坂本小学校」の中でも、特徴のある講堂の外観。
円形の柱やカーブのある屋根の部分のデザインが、何となく神殿のようにも見えます。
こちらの給食室の内部には、宿直室のような和室の部屋があり、その窓から眺める校庭の様子が、何ともノスタルジックな風景でした。
カメラ部の方たちと一緒に、ワクワクしながら建物内を探索していきます。
校庭をコの字に囲む建物になっているので、教室の窓から向かいにある校舎の様子を見ることができます。
高い天井、広い窓など、最近の建物ではみられないので、みなさん黙々とカメラに収めていました。
職員室にあった放送の機械。今でもちゃんと動いていました。
清掃中のみなさんに「怪我のないようにお掃除をしてください」と。笑
冬の光がドラマチックに差し込む教室。なんだか、人が立つだけで絵になる空間です。
唐十郎さんの出身校とのことで、劇団唐組の方も清掃活動に参加されていたとか。解体前に、この小学校を舞台に講演ができたらいいなということをお話しされていたそうです。
テンションが上がった、屋上の様子。
特徴的な形状をした階段を上がる時も、屋上に出てその塔屋の姿を見てからも、カメラ部のみなさん、「わぁー」という感じでした。開放感があるものの、少し離れたところからある高いビルに囲まれている独特な空間。
最後に、主催の方から「小冊子を作りたいと思っているので、もし良ければ写真を送っていただけたら、掲載の確認をとった上で、撮影者の名前を入れて掲載します」とのお話がありました。
草加カメラ部で撮影された方の写真が採用されるかもしれないですね!楽しみです。
この時に撮影した写真は、#草加カメラ部 の投稿にもいくつか上がっていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
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