実家のような安心感がある老舗酒場「大衆割烹 三芳」
- 2021年7月21日
- 三芳
こんにちは、草加在住酒飲みライターのアユカです。
草加酒場レポート第二弾ということで、今回は50代の男性からのお薦め情報をもとに「大衆割烹 三芳」さんに行ってきました。
「大衆割烹 三芳」は草加駅東口からロータリーとマルイを抜けて、旧日光街道へと向かう途中にあります。駅から歩いて3分ほどというとても良い立地です。
こちらのお店、駅近なので存在は知りつつも「割烹」と名のつくところにはまだまだビビってしまいなかなか訪問できていませんでした。
少しの緊張感と共に歩いているとあっという間に到着。立派な暖簾が目を惹く、老舗の酒場らしい門構えに胸キュン。
店内を見渡してその昭和感あふれる雰囲気にまたしてもキュン。こちらはカウンター席と座敷の様子。老舗らしさもありつつ、きっちり整頓された明るく清潔感のある店内です。
カウンター席に着いたらまずは瓶ビールを注文。この小さめのグラスが出てくると酒場に来たぞ!という実感が湧いてきます。
この日は草加カメラ部の活動もあり歩き疲れていたので最高にビールが美味しかったです。
ビールで乾いた喉を潤し、お品書きを見ると、食事はふぐや鰻といったしっかりめのものから、焼き鳥や刺身、酒のつまみにちょうど良い感じの酒場の定番が豊富に揃っています。
悩みつつ刺身や小鉢、焼き物などいろいろ注文。
お通しのポテトサラダはマヨネーズしっかりめの懐かしいタイプ。最近のお洒落な酒場では凝ったポテトサラダが多いけどこういうのたまに食べたくなっちゃいます。
しらすおろしと刺身をつまみを飲みつつ店内の様子を見ていると、ご店主の娘さんが元気よく帰ってきて、座敷にランドセルを広げて宿題をやっていました。
まだ小学校低学年くらいですが常連さん達との軽快なトークは大人顔負けの安定感があります。
あれ?ここは親戚の家か?と思っちゃうような光景が堪らなく良いです。酒が進みます。
あとで日本酒を飲みたいので、ここで一旦梅干しサワーをいただきます。個人的にあるとついつい頼んでしまうメニューの一つです。梅干しつぶすの楽しい。
揚げ出し、焼きしいたけ、文化サバ、焼き鳥と酒に合いそうなお料理が続々と到着。
定番だけど一つ一つが丁寧です。
焼きしいたけがシンプルながらもジューシーで沁みます。
これはそろそろ燗酒だな、と地酒リストを眺めます。
豊富なラインナップです。地域はバランスよく、圧倒的信頼感のある有名な銘柄が並んでいます。
どれにしようか悩んでいると前のページにひれ酒を見つけてしまったので結局そちらを注文!
ひれ酒の酒は鍋で直火、高めの温度、沸騰はさせない絶妙なタイミングであげています。この乱暴さが良いんです。
一緒にマッチが添えられていて、蓋を開ける瞬間に表面に火をつけます。そうすることで表面のアルコールを飛ばし、最初の一口からよりマイルドに、ひれの香ばしい香りも立って美味しくいただけるそうです。
わたしは最初これを知らなくて普通に開けてしまいました笑
また一つ酒場で学んでしまった・・・
たたみいわし、ひれ酒に合います。この香ばしさとパリパリ感がクセになる。
後半はこういうものをつまんでちびちびと燗酒を飲むのが幸せです。
帰り際にご店主さんと娘さんとお話し、その時も娘さんは軽い冗談を混ぜた気持ちのいいトーク。
最後は暖簾の前でポーズを取ってくれました。酒場育ち、最強です!
あたたかい空間で素敵な時間を過ごせました。
レポート場所
大衆割烹 三芳 〒340-0015 埼玉県草加市高砂2丁目18−5
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