本と楽しむマルシェエキマエ谷塚を開催しました。

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2024年11月16日、谷塚駅西口駅地区まちづくり用地で「本と楽しむマルシェエキマエ谷塚」を開催しました。

曇り気味のお天気で、途中少し肌寒いタイミングもありましたが、全体を通して過ごしやすく、無事に終えることができました。
今回は、午前中にお客さんが集中することもなく、最後まで緩やかな人の流れを感じ、落ち着いてマルシェを開催することができました。出店者さん、協力いただいた方、本当にありがとうございました。

 

文教大学の青木洋高ゼミとコラボ

草加ローカルメディア・地域サイト 草加ローカルストーリー ・草加マルシェ・マルシェエキマエ・ 文教大学青木洋高ゼミ

今回はこれまで3度行なってきた「谷塚駅西口駅地区まちづくり用地」で、本をテーマにマルシェを開催することになりました。

この場所での開催は今年の3月で一旦終わりにしようと考えていましたが、今回開催しようと決めたのは、文教大学青木洋高ゼミと草加ローカルストーリーとのコラボで作っている谷塚エリアのグルメガイドを、今回のマルシェを皮切りに販売する企画があったから。
 
草加ローカルメディア・地域サイト 草加ローカルストーリー ・草加マルシェ・マルシェエキマエ・文教大学ゼミ生

こちらのグルメガイドは、ゼミ生が自ら足を運んで写真を撮り、お店の人と交流を持ちながら書いたもので、今までまちに出ていくことのなかった学生さんが、この本を作るために初めて谷塚のまちに出て試行錯誤して作り上げました。

ぜひ谷塚の人たちに見ていただきたいと思っていたので、谷塚の地で学生さんが直接販売するという機会を作ることができたのは、本当に良かったと思っています。

 

図書館による出店

草加ローカルメディア・地域サイト 草加ローカルストーリー ・草加マルシェ・マルシェエキマエ・ 図書館ブース

企画当初は、草加市立中央図書館のある獨協大学前での開催を計画していたため、図書館の協力は難しいかと思っていましたが、谷塚での開催でも協力いただけることになりました。

聞いたお話では、図書館の利用者は、やはり谷塚エリアの人は少ないのだとか。
同じ市内であっても2駅先の距離だと足が遠のいてしまうのかもしれませんが、その谷塚の人たちからアンケートを取ることができたことで、何かに繋げられたら嬉しく思います。

リサイクル本も想像以上になくなり、また図書館による「草加レザーでしおり作り」のワークショップも用意した200個が早い段階でなくなりましたと、嬉しい報告がありました。

 

本を軸に

草加ローカルメディア・地域サイト 草加ローカルストーリー ・草加マルシェ・マルシェエキマエ・ リソグラフブース

そして、本という切り口にした主な理由は、普段の活動に参加してくれている人たちもマルシェに参加する機会を作りたかったから。
 
普段行なっている「リソグラフ」の活動と親和性の高いZINE(本)作りに着目し、今年度に入ってからこのマルシェに向けてZINEを作ることを呼びかけてきました。ZINEだとハードルが高すぎることに気づき、途中から「カレンダー」「ノート」など選択肢を増やしましたが、それらの作品を、マルシェのブースで売っていただく計画です。
 
もちろん、作品を作らなくても純粋に本が好きな人たちによる一箱古本市の場を作るため、これまで関わりのあった信頼している出店者さんを集めました。

草加ローカルメディア・地域サイト 草加ローカルストーリー ・草加マルシェ・マルシェエキマエ・ 一箱古本市
 
最近よく目にする「本が好きな自分が好き」と思われるような人たちがファッション感覚で本を取りあげているカジュアルなコミュニティも賑やかで良いとは思いますが、私たちの作りたい場は、今回出店いただいた方たちのような純度の高い「本が好き」な人たちから生まれる静かだけれども深い関係性。
 
普段は普通に過ごしているけれど、本によって救われた経験があったり、本によって生かされているような感覚をどこかで感じているであろう人たちとの会話は、なんだかとても居心地よく落ち着く時間です。

つくることの手応えを子どもたちにも

草加ローカルメディア・地域サイト 草加ローカルストーリー ・草加マルシェ・マルシェエキマエ・ リソグラフ

また、今回リソグラフでお子さんによる作品もたくさん作りました。
出店者さんのお子さんや、一箱古本市に出店するお子さんなど、ブースのある人に呼びかけイラストを描いていただき、本人に販売してもらいました。本人が会場に来ることを条件に10部の商品を提供し、残りは当団体で販売させてもらうというプチ出版社のような試み。

親御さんから寄せられた報告では「恥ずかしくて呼びかけができなかった」というお子さん、「知らない大人が自分の作品のコメントをしてくれて嬉しそうだった」「何より自分の作品がお小遣いになるなんて!」「また本屋さんしたいなぁ~と言ってました」などがありました。また絵を描くのが好きなお子さんが、ある作品が気になり、実際に描いた大人と交流したりなど、年齢関係なく、作ることでコミュニケーションが生まれている場を目にして、とても嬉しくなりました。
 
また、一箱古本市の出店者さんによるこちらの投稿では、ずっと迷って立ち読みしていた小学生が、最後にその本を購入したエピソードがありました。
半額にして本を提供し、しかもおまけまでつけてあげる出店者さんも本当に素敵で、つくづく良い人たちに恵まれているなと実感しています。

マルシェにプラスの価値を

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本がテーマのマルシェということで、お客さんが来るか心配でしたが「本ということだったので来た」という声を聞いたり、子どもたちも、中央の広場で本をみながらくつろいでいたり、幅広い人たちに楽しんでいただけたようで、ホッとしています。

読みたい本に出会えたとの報告してくれる人がいたりなど、マルシェで食べて買い物するだけではない体験を少しは提供できたのかな?と思っています。

 
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関わっていただいた方たちと撤収が終わったタイミングで集合撮影。
今回も、たくさんの方たちの協力があって、無事に開催することができました。

ありがとうございます。

 
 


主催 : 草加ローカルプロジェクト
協力 : 文教大学国際学部青木洋高ゼミ・谷塚西口商店会・谷塚駅東口商店会
後援 : 草加市
supported by 隅田川マルシェ実行委員会
 
 

開催場所

谷塚駅西口駅地区まちづくり用地 〒340-0023 埼玉県草加市谷塚町634番1